Neneh Cherry – Blank Project
Four TetプロデュースのNeneh Cherryの久々のソロフルアルバム。
今年、自分自身の楽曲にはじめてボーカルものをカバーした事もあり、歌モノをよく聴いた1年でした。
Taylor Mcferrin – Early Riser
サラブレッドによるサラブレッド感満載の音楽。圧倒的な才能と音楽の神様からの愛に包まれた、間違いなく今年1番聴いた1枚です。メロウで優雅なサウンド、洒落たビートメイク、柔らかく包み込むソウルフルな空気感。僕が好む多くがこの 一枚に詰まってます。親父さんをはじめ、ゲストもさすがの超豪華メンツ。
Lone – Reality Testing
10年近く前に聴いたBOC風のアルバムの印象が強かったのと、前作を聴いていなかったので、チューブから出した絵の具そのままで描いたようなシンセの生臭い音色、ビートの具合、よく言えばスカッとした感じにちょっと驚きました。R&Sからの1枚。
sela. – Anniversary
サンプリングという手法に魅せられて音楽にのめり込んだ自分にとって、こういう鈍いループが鳴っただけで、もうぐっときちゃいます。1ループが永遠続くミニマルな展開は、お気に入りのループができた時にそれを1日中部屋で鳴らしっ放しにして過ごす時の幸福感を思い出します。
dorian concept – joined ends
The Cinematic Orchestraやflying lotusのライブメンバーでもお馴染みの天才。参りました。なんにも言う事ありません。ユーモアと実験性溢れるメロディー、緻密なプロダクション、演奏家としての技量。圧倒されました。
hajimeinoue プロフィール
バンドのトラックメーカーとして音楽活動をスタートした後、2005年よりhajimeinoueとしてソロ名義での活動にシフトチェンジ。絵画的な構成を基に、柔らかなPADサウンドと多様なビートのトラックメイクで、日常の情景を切り抜いたようなサウンドが話題となる。2006年、尺八奏者である小濱明人とのセッションから生まれたコラボレーションアルバム『visions.』。2008年に1stフルアルバム『motion and flow』を<Shapeless Music>より発表。2010年よりクリエイティブ集団<ArtLism.JP>の中心的メンバーとして、これまでに6タイトルのコンピレーションアルバムに参加し、イベント「Party of ArtLism.Jp」を主催。
2011年、PROGRESSIVE FORMよりリリースのPleq『Good Night Two』にリミキサーとして参加。2013年、UKのSomehow Recordingsより30分1trackのambientアルバム『snooze』を発表。2014年5月、5年半ぶりのフルアルバム『OUTLINE』をPROGRESSIVE FOrMより発表する。ライブは音源での緻密なトラックメイキングとは対象的に、リアルタイムにサウンドを構築していくスタイルとダイナミックなパフォーマンスが注目され、多数のイベントに出演。また、様々なアーティストや企業、企画への楽曲提供、音響製作、プロデュース、コラボレーションなど、各方面において幅広く活躍中。
http://hajimeinoue.net/