Grim Talkers – Grim Talkers
ビートミュージックでありながら、かなりアヴァンギャルドなアプローチで、ヒリヒリする音のリアリティが、たまんないです。そのリアリティと音の異様さ、ふとっ、現れる美しさやインテリジェンスが同時進行していく感覚は、とってもスリリングで痺れます。
にせんねんもんだい – N
今年、最もライブ会場に足を運んだアーティストかもしれません。
とにかく、引力が凄いんです。ミニマルなフレーズがくり返される中でグイグイ引き込まれて、どこまででも連れて行ってくれそうです。
気付けば、時間を忘れて踊ってしまう、あの感覚は病み付きになります。
Kazuma Kubota – Two Of A Kind
息を呑むっていうんですかね。こういうのって。
特に3曲目の『Labyrinth』透き通るような美しさの中に、異様な程のノイズ、この組み合わせが、狂気じみていて、ちょっと恐いくらいなんですが、表裏一体というか、不思議とそれはひとつになっていて、とても危うい美しさを放っていて、引き込まれてしまいます。
Pomassl – Spare Parts
この作品は、今年のリリースではないんですが、今年よく聴きいた1枚として。
音が近づいては離れたりと、いつもと違う形で耳に入ってくる感じがするんです。立体的でソリッド。時々、変に生々しくて。音の動きが面白く、且つ、ツボ押さえて鳴ってくれてて、何度でも聞いちゃいます。『間』を聞かせてくれる感じも凄く好きです。
深澤秀行 – 惡の讃華
今年放送された『惡の華』というアニメのサントラなんですが、ちょっと湿っぽくて、怪しげ。叙情的な世界観が大好きです。アニメのサントラということで、一貫した世界観の中でいろんな音を、いろんな角度から聴かせてくれます。
mu h (moph records)
2009年にDJとしてのキャリアをスタートし、2012年6月よりmoph recordsに加入。
東京を中心にDJ、オーガナイザーとして活動している。
ラップトップを用いたDJスタイルにて、電子音楽を中心に雑多なジャンルから独自の世界観に音を落とし込み、どこか儚げな世界に繰り返しと意外性を演出する。
オーガナイザーとしても、異なる側面から電子音楽を切り出し『mute』『ask!』などのパーティーが現在進行形で展開されている。