手回しオルゴールレーベルorgelから、Ólafur Arnalds(オーラヴル・アルナルズ)の作品がリリース。
1987年生まれ、アイスランド出身のオーラヴル・アルナルズは、作曲家として二十代半ばながら、すでにシガーロス、坂本龍一のヨーロッパ公演をサポートする経験を持つなど、アイスランドはもとより世界中で注目を集めるポスト・クラシカルの最重要アーティスト。
イギリスのErased Tapesから『Eulogy for Evolution』、『…And They Have Escaped the Weight of Darkness』のアルバム2作品をリリース後、1週間に渡りリビングルームで録音されたというパーソナルなプロジェクト『Living Room Songs』やNils Frahmとのコラボレーションを経て、昨年メジャーのMercury Classicsに移籍。歌ものへも意欲を見せ、これまでのポスト・クラシカルのタームから大きく飛躍したサードアルバム『for now i am winter』を発売し、高い評価を獲得している。
ドキュメンタリー映画『PressPausePlay』での特集、エレン・バーキン主演映画 『Another Happy Day』や舞踏家Wayne McGregorの舞台へ音楽を提供するなど、様々なシーンでも幅広く活躍、クラブミュージックへと大きな舵を取ったプロジェクトKiasmosも好評と、クラシックをベースとしてポスト・ロックとエレクトロニカを融合させた儚くも優美な作品の数々は、今もその支持を広げている。
本作品は2009年にオーラヴル・アルナルズが1日1曲を7日間に渡ってオンラインで公開した企画『Found Songs』収録の一曲『Ljósið』。水中に広がる色彩が印象的なMVと相俟ってYouTubeでの再生回数が200万回を超えるオーラブルの代表曲である。