MOHAMMAD REZA MORTAZAVI -CODEX
パーカッショニストの立岩潤三さんから教えて頂いたイランのアーティストの2013年新譜。
トンバクという楽器の音色に完全に魅せられてしまいました。”硬い泡”の様で、角(カド)が無い摩訶不思議なその音粒は病み付きになる事必至です。
他楽器やメロディー等は一切無く、トンバクの音のみで構成されているものの、物語を観ていたかの様な聴後感。まさに一音絵巻き。
Sign Of Four – Hammer,Anvil,Stirrup
名門JAZZMANから。現代でありながらヴィンテージ感溢れるサイケジャズが味わえる一枚。
ファンクの要素もふんだんに盛り込まれており、飛び交う電子音がこれまたサイコー。
PVもいちいちニクいので是非checkしてみて下さい。
Coppice – Big Wad Excisions
「ノイズ」という文字面をどうしても敬遠しがちになる、軟弱な自分にとって救いとなるノイズ作品(とカテゴライズされていた)。
耳に痛い”暴力的”な轟音は存在せず、何かの存在を感じさせる様な温かみがあり、適度に肌理が粗いノイズの表面を微物音でコーティング。
かつてGrowingのVision Swimにみた “ちょっとした先進性”を感じる音像。
Toshio Bing Kajiwara – UNWOUND MIX
数年前のTOBIU CAMPで初めて耳にしたBingさんのDJは変拍子を基調としたそれはそれはイビツなmixで、一瞬にしてモッていかれた事を憶えています。「曲を選ぶ」という行為がここまでの深さに達すると、もはや「演奏」というものになると自分では思いました。
Le Macchine – The Edge Of Time
お囃子にもどこか似たポリリズムに土地性を勝手に感じてしまう一曲(イタリアのレーベルではありますが)。粘着力あるグルーヴとカリンバの様な瑞々しいメロディがなんともクセになります。展開もトライバルで、徐々に増してゆくお祭りの様な騒がしさが◎
SUGAI KEN
日本人特有の”暗がり”に対する感覚を素に、風変わりな電子音楽を作り続ける。
各地のフェスティバルへの出演や、アートギャラリーの館内音響制作、ウェブサイトへの楽曲提供など活動は多岐に渡る。
多数の海外メディアでの楽曲オンエアーの他、Experimentalな趣向のDJ MIXが国内外ウェブマガジンに掲載される等、独自の音楽を展開中。
昨年末、有形文化財内で行われたシタール奏者 ヨシダダイキチとのライブ映像が、再度SPACE SHOWER DAXにアーカイブされ、反響を呼んでいる。
http://sugaiken.jp/
http://www.facebook.com/SUGAIKEN
http://www.freedrecords.net/