Sun GlittersのNew Album「Scattered Into Light」がAYよりリリース決定

Release

Sun GlittersのNew Album「Scattered Into Light」がAYより2014年1月8日より世界に先駆けて日本先行でリリース決定。
国内盤限定で4曲のボーナストラックも追加収録されている。
現在レーベルオフィシャルサイトにて予約を受付中。
送料無料(特典ステッカー付)
http://www.anay.jp/ay/ay033/
※海外版は2014年1月28日にMush Recordsからリリース予定。

Sun Glitters – Scattered Into Light
01.When The Train Comes
02.Soft Breeze
03.I, You, We… Know
04.Three, Four Days
05.Closer To The Sun
06.Lonely Trip
07.Scattered Into Light
08.Only You
09.And The Sun Goes Down
10.Feeling Young
11.Too Much To Lose (Acoustic Version)
12.Tell Me, Why You *
13.I Tear You Apart *
14.Fading Days *
15.Here It Comes *
※12-15は日本盤のみのボーナストラック

Sun Glitters『Scattered Into Light』によせて
チルウェイヴの潮流とは、結果的にソウル、R&Bと共振し、裁断化された優美な電子音、エレクトロニカ越しに微睡みを誘うようで、聴き手の目を醒まさせることになった。ユース・ラグーンやウオッシュド・アウトの新作を思い起こせば、早いように。その芳醇たる結実であり、あくまで途程がこのSun Glittersの待望の新作『Scattered Into Light』にはある。いつかの妖艶さを内破しながら、カテドラルでの残響みたく音が乱雑に彩射される。イタリア出身のフィメール・ボーカリストSALAとのコラボレーション曲も作品自体に不思議な立体感とセクシャルな蠱惑性をもたらせている。2011年のデビュー・アルバムから彼のサウンドをしてよく称されたウィッチ・ハウスとチルウェイヴの折衷性とは、基本はネット状の一定規則のつながりの稀薄さがもたらせた引き裂かれた便宜上のタームだった。ゆえに、ネット上で気化、消費するまえに、ルクセンブルグ出身のこのヴィクター・フェレイラのソロ・プロジェクトは現実へと降りたような感触を受ける。ある種の現実逃避には現実が甘美な頽廃主義が後景化してしまい、耽溺し、自己完結になりがちだからだ。だからこそだといえるかもしれない、ノスタルジアと窓から差す光の角度、斜度を調整するように、音楽の眩しさをあえて遠望化する。この音楽から2014年を静かに始めてゆくのもいいだろう。夜明け前の、暗がりが静謐にほのかに明るさを孕んでゆく微差の時間を閉じ込めたようなディーセントで充実した内容だと思う。

松浦 達(COOKIE SCENE)

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