AOKI takamasa – RV8
音色とグルーヴはますます研ぎ澄まされ、さらに華やかなパッドも随所にはいっていて、これは間違いなく傑作だとおもいます。金属製のスネアのような音が、鋭いキックの裏にズッパズパ入ってくるRHYTHM-VARIATION 02、最高に気持ち良いです。
Go-qualia – Xeno
宇宙をコンセプトにしたCD2枚組の大作ですが、具体音、ノイズ、声、パッド音、フレーズや音色の変形、静寂の取り方と唐突な音の入れ方、どれをとっても最高で、上質な映画のサウンドトラックを聞いているような気分になります。Betelgeuseという朗読と歌が絡み合う曲が本当に素晴らしく、思わず涙しました。
Letherette D&T EP
癖のあるディスコな感じの原曲も非常に良いのですが、Dorian ConceptとClarkのRemixがとにかく素晴らしいです。Dorian ConceptのRemixの遠くから切なさが這いよって来るような印象的なイントロ、Clarkの狂気的な半音階のフレーズとビート、最高です。
Baths – Obsidian
「無感情」がコンセプトで、黒死病を描いた絵に大きな影響を受けたというダークなアルバムですが、不穏なビートに絡む、かすれたピアノ、弦楽、死を誘うようなファルセットが本当に美しいです。心が沈みきってしまった時に聞くとほんと沁みます。
Metome – Phreatic Surface
Jazzyなパッドやスラップベース、エレピ、マイクロサンプリング、R&Bの声ネタ。渋い要素をかき集めてなんでこんなにポップに響くのか。1曲目のスピード感~2曲目のダブクリックな4つ打ち~3曲目のアンセム感。この流れ、ほんと大好きです。
Nyolfen
都内を中心に2006年から本格的にライブ活動を開始。electronica, minimal, experimentalからピアノ曲まで等幅広い楽曲を制作。2009年、Sound&Recording誌のKen Ishiiリミックス・コンテストで佳作を受賞。2010年5月にDenryoku Labelから2ndアルバム『As the earth dances』をリリース、タワーレコード渋谷店J-Indiesランキングにチャートインし、大々的にコーナー展開が行われ一躍脚光を浴びる。2011年6月にはBunkai-Kei recordsからコンセプトEP『fourpoles』をリリースし、 国内外で高い評価を得た。そして2012年には、7月に3rdアルバム『Pulse』をPROGRESSIVE FOrMよりリリース、11月にDenryoku Labelから『Eclipse EP』をリリース、同月Bunkai-Kei records × Intel Gridplayとのコラボレーション企画において楽曲提供を行った。2013年にはDJ WILDPARTY”EMOTIONAL JOINT”に提供した楽曲”on some place”が国内外で評判となるなど、より一層活躍の幅を広げている。