[FEATURES] lycoriscoris’s Best 5 Music of 2012


The Cinematic Orchestra – The Cinematic Orchestra presents In Motion #1

今年のSonarSound Tokyo出演を記念して発売されたという本作。
映像からインスパイアされて作られていくという楽曲達はどれもまさにシネマティックな空気を持っていてアルバムを聴き終えると映画を見終わったような気持ちになります。
空気感って重要だなって改めて実感させられました。

Lukid – Lonely at the Top

ジャケットみたいに解けていってしまうような感覚に陥ります。
甘くてサイケでメランコリック。
運転したり移動したりそういう時に聴くといいかも。
でも危ないかも。

Godspeed You! Black Emperor – Allelujah! Don’t Bend! Ascend!

聴いててとても不安にな気持ちになるバンド、Godspeed You!の4thアルバム。
今作は少し民族的な要素も感じ取れるけど伝家の宝刀は炸裂しまくってます。
全身の毛が逆立って、血液が全身を駆け巡る。
ポストロック!

Roy Brooks & The Artistic Truth – Black Survival

デトロイト出身のドラマー、ロイ・ブルックスによるアルバム。
本作は厳密には2012年の作品ではなく、1974年にリリースされたものの再発だそう。
透明度が高い音楽も好きだけど、こういった黒さを感じる音楽も好き。

Andy Stott – Luxury Problems

今年の来日も記憶に新しいAndy Stott。
反芻する歌声と輪郭のあるようでないような、つかめそうでつかめないビートが作り出す奥行きが半端じゃない。
太いけど決して派手な音でもないし、展開が多いわけでもないんだけど緻密に作られてる音像にいつしか虜にされてしまっている。
個人的には1曲目とそれから3曲目、4曲目が好きです。

lycoriscorisプロフィール

東京を中心に活動する音楽家。幼少の頃より楽器に触れて育ち、 バンド活動を経て2009年頃より本格的に電子音楽の制作を始める。 2011年11月11日にmoph recordsより1stアルバム「from beyond the horizon」をリリース。 ラップトップスタイルやバンドセットなど様々なスタイルでのライブパフォーマンスを行い、 これまでに「DOMMUNE」や「PROGRESSIVE FOrM showcase 2011」、「moph records showcase 2011」、涼音堂主宰「渋響」などのイベントに出演。2012年8月には中国ツアーを行い成功を収める。 デジタル機材を使いながらもオーガニックな音作りを心がけ、感覚を喚起させる音楽をテーマに楽曲制作を行なう。

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