![aokitakamasa-rv8](https://www.peaksilence.com/wp-content/uploads/2013/12/aokitakamasa-rv81-300x300.jpg)
AOKI takamasa - RV8
今年、1番衝撃を受けたのは間違いなくこの作品。AOKIさんのキャリアの中で1つの到達点であると思う。この徹底的に削ぎ落とした構成でここまでPOPで、グルーヴを感じる音楽は他に聴いた事がない。個人的にはバッハ以降の平均律をOSとした音楽のあり方の呪縛から解き放たれた最初のPOP(こういったアプローチで、誰でも楽しめる可能性を指し示した)アルバムではないかと思う。音楽史においても非常に重要な作品。まずは難しいことはヌキにして、身体で聴いて感じてみて欲しい。新しい音楽感を得ることが出来ると思う。時代をひとつ押し進めた名盤。必聴!
![Mark McGuire - In Search of the Miraculous](https://www.peaksilence.com/wp-content/uploads/2013/12/Mark-McGuire-In-Search-of-the-Miraculous.jpg)
Mark McGuire – ALONG THE WAY
EmeraldsのメンバーであったMark McGuireのソロ作品。アグレッシブな前作とは打って変わって、驚くほど優しさに満ちたアルバムに仕上げてきて最初はビックリしたけど、この余りに美しさに心をすぐ奪われました。こぼれ落ちないように手のひらでそっと抱きしめたくなる音の粒たち。生楽器も使用されており、前作より温かみを感じられる。サーフ・ミュージックが好きな人でも楽しめるPOPさも持ち合わせており、これ聴くとそりゃEmeraldsが解散になるなと納得。夏の午後、海で聴くと最高な心の逸品。
![The Bridge Between Life & Death](https://www.peaksilence.com/wp-content/uploads/2013/12/The-Bridge-Between-Life-Death.jpg)
Zoon van snooK – The Bridge Between Life & Death
Lo Recordingsからリリースされた英ブリストルのZoon van snooKの2ndですが、アイスランドでレコーディングされ、Amiina、Benni Hemm Hemm、Sin Fangも参加していたり、日本人がイメージするアイスランド音楽に仕上がっていて面白い。ある意味アイスランド人の作品よりアイスランド音楽らしいかもしれない(笑)アルバム内ジャケに(おそらく)彼の心の支えになった人達の名が挙げられており、Bjork、Jonsi and Sigur Ros、Mumなど皆が大好きな錚々たるアーティスト達が列挙されている。その中には日本の電子音楽のレジェンドのひとりであるSusumu Yokota氏の名も挙げられている事も伝えておきたい(Yokota氏は同じLo Recordingsから作品を出しておりレーベルメイトとなる)。アイスランド音楽好きならば絶対に聴いておいた方が良い、裏アイスランド名盤。
![Star Slinger_Volume 1_200](https://www.peaksilence.com/wp-content/uploads/2013/12/Star-Slinger_Volume-1_200.jpg)
Star Slinger. – VOLUME 1
英マンチェスターのダレン・ウィリアムスのソロ・プロジェクトStar Slinger.の1st。元々は2010~2012年にかけてダウンロード・リリースされていた作品群を今年まとめてCDアルバム化された物だそうです。初めは米西海岸系スロー・ハウス一派と思い込んでいたんですがイギリス人と知ってビックリ!ただ僕が昨年のBESTに挙げた米西海岸系のTeamsと交流があるようでコラボEP出していたので、やっぱりそっち系との交流はあるみたいです。革新的なことは一切ないですがスロー・ハウス、チル・ウェーブ、HIPHOP、SOULの世界感をカラッとした感じで上手く仕上げていて、とにかく楽しい。真夏の太陽の下、海辺で聴きたいキャッチーなパーティ・アルバム。
![BOTANY - Lava Diviner](https://www.peaksilence.com/wp-content/uploads/2013/12/BOTANY-Lava-Diviner.jpg)
BOTANY – Lava Diviner (Truestory)
米国テキサス出身でSleep WhaleのドラマーSpencer
Stephensonによるソロプロジェクトの1st。とてもドリィーミィな作品で、ウルリッヒ・シュナウスの1stと初期ボーズ・オブ・カナダを足して2で割ったらこんなPOPな音響ダウンビートになるかもしれない。音の適度な残響が心地良く、カラフルだが甘過ぎない上品なメロディはうっとりするほど美しい。Tycho.とか好きな人もきっと好きになるはず。あとサーフ・ミュージックとしても十分いけると思います。ダウンテンポのリズムが心地良い、美メロ・Electronicaアルバム。オススメ!
DJ 蟻 [ari] a.k.a. SoniCouture (moph records)
moph records所属。90年代中頃より大阪でDJ活動を開始。2001年から東京に拠点を移し、2006年に黎明期のmoph recordsに加入、mergrim等と共にレーベル運営に尽力する。世界的にみても珍しいElectronicaを中心にDJ PLAYし、原曲に捉われない独自の解釈でジャンルを超えて音を紡いでいく。暖かさ&硬さ、柔剛織り交ぜた音の空間を作り上げ、その独特の世界観には定評があり、Plaid,Ulrich Schnauss, i am robot and proud, Ian O’brien, Claude Young Jr.,TM404/Andreas Tilliander,竹村延和, dot i/o(mito from clammbon)など国内外の様々なアーティストと共演している。
現在はmoph records運営の一線からは退いているが、相談役的な立場としてレーベルに籍を残し、アドバイス等を行いながら自身の活動を精力的に展開し始め、EMAF TOKYO 2013、野外FES等の大型イベントにも出演している。Inter FMで放送されたDJ Mix 『A Young Person’s Guide to EMAF TOKYO 2013』が好評を博し、タワーレコード・エレクトロニカ・キャンペーン用のDJ
MIXの制作・監修を行うなど様々な方面で作品を発表。また通常のDJだけでなく、5台以上のCDJを同時に使用し、即興的なLIVEパフォーマンスとしてSoniCouture LIVE DJ SETも積極的に行っている。音楽の本質的な表現を聴き分ける力には定評があり、その力を活かしインタビュー等の音楽ライティングも行い、その多彩な活動が期待されている。
![](http://www.peaksilence.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/0b2929bfe0f779403bebf65a78e38344.jpg)
2014.01.18 (土) 蟻 [SoniCouture LIVE DJ SET] Sound Lab.×枯山水サラウンディング at
Pioneer Plaza 銀座